昨日のエントリで書いたとおり、今日は祖父が入っている老人ホームに行ってきた。2ヶ月前には人の区別はできていたはずだけれど、正直ほとんどわからない状態にまで認知症がすすんでいる。リアルタイムで進行していくそういったものは、初めてではないのだけれど、なぜか今回のほうが衝撃的である。思うに、今回の場合は祖父母が健在で急速に祖母が介護できないぐらいに進んでしまった、手放さざるを得なくなったことが一つある。また、いまはその関係の職業についているから、よけいに状況がわかるといった面もあるだろう。
もう一方の祖母の場合は老人ホームに入った時点で、すでに一人暮らしになっていたこと、自分は学生時代だったことが大きく違う。認知症そのものもきわめてゆっくりの進行であったし、最近は見当識(場所や時間の感覚)は戻ってきているから、一気に追い抜いていった感じ。
逆に、今まできわめて頑固者であった祖父が、専門のケアを受けれるようになったことで、戻れるかもしれないという期待もあるわけで、経過を見ていくしかないかなと思う。