いよいよ、ゴールデンウイークが始まりました。しかし、カレンダー通りの休みかつ土曜日出勤な人にとっては、かえってつらい休日の並びですね。
この休みに入る直前に起こったJR西日本の脱線事故はほんとうに恐ろしいものです。現時点では107人の死者が確認されています。自分も他の路線ながら利用せざるを得ないので気が滅入りますね。しかし、人の気持ちを扱うことを誤るとこういった大事故を招く可能性があることが分かります。
まだまだ、調査が進んで実際の原因が分かっていくでしょうが、まずは運転手のスピード出しすぎと急ブレーキによりバランスを失ったことが主たる原因でしょう。
しかし、そういった運転手の行動につながるには、JR西日本のミスに対するいじめにも似た戒めがあるようです。通常の発想であれば、ミスがなぜ起こるのかを解析し、それについて指導すること、およびミスが起こらないように対策するのでしょうが、JR西日本のやることは、「草むしり」「反省文」などまったく技術の向上に関係ないことです。こうすることが、次にミスすることを恐れ隠蔽に走り、心理的な安定を失うことになります。他の職員も自殺に追い込まれたり、将来的にさらに組織としての弱体化が進む可能性がありますね。利用せざるを得ない公共交通機関という立場に安心して、安全を無視したツケがいまここに吹き出してきているのでしょう。
関連:http://endless.tblog.jp/?eid=22065
http://blog.melma.com/00138886/20050428033841
ここ数年、JR西日本関連の事故が多く、気になることこの上なしです。
関連:2002年11月16日 JR西日本救急隊員死亡事故
救急隊員の死亡事故