コラーゲンとゼラチン
コラーゲンとゼラチンの違いについて話題になる。
知識がなくわからないため、調べてみた。
コラーゲンは皮膚の真皮を構成する繊維状タンパク成分の一つで、エラスチン繊維とともに皮膚のいわゆるスポンジ状構造を形成する重要な物質。皮膚のほか、血管、けん、骨などの組織に含まれているが、通常コラーゲン分子は、互いに結合し大きな分子量の集合体を形成しているため水には溶けない。
コラーゲンのアミノ酸配列中には、3残基毎にグリシン(Gly)が有り、プロリン(Pro)やハイドロキシプロリン(Hyp)が他の蛋白に比べ沢山含まれている(約20%)ことから、(Pro-Hyp-Gly), (Pro-Y-Gly), (X-Hyp-Gly), (X-Y-Gly) の様な3残基の繰り返しで表すことが出来る。
通常組織を形成するコラーゲンはテロペプチド結合により大きな分子量をもっている。このテロペプチド結合のみを切断し、分子量を小さくすることで水溶性としたものをテロぺプチドを無くした(Atelo-)という意味でアテロコラーゲンといい、コラーゲンの構造上の特徴である3本のペプチド鎖がらせん状に結合した構造を維持している。この3本のペプチド鎖の螺旋構造は加熱等でほぐれて、ゼラチンになる。
ということらしい。